マリオットボンヴォイアメックスの還元率!マイル交換で最大7%超え?ホテル宿泊で18.5%は最強説を解説

先日、クレジットカードの相談を受けていて、
「マリオットアメックスって実際どうなんですか?」
という質問を受けまして、メリットとデメリットをその方目線で説明させていただいたのですが、反応が急転したのが『ホテル宿泊でのポイント還元のお話をした時』でした。
持っている私からすると、その還元率が当たり前となってしまっていましたが、持っていない方からすると目ん玉が飛び出すくらいの数字だったのです。
その時の会話がきっかけで、この記事を書く事になりましたので、マリオットボンヴォイアメックスプレミアムのポイント還元、マイル還元についてこの記事では詳しく解説していきたいと思います。
この記事の信頼性

目次
マリオットボンヴォイアメックスの還元率!
マリオットアメックスを利用した場合のポイント還元率についてそれぞれご説明します。
この記事では、マリオットボンヴォイアメックスプレミアムを中心に解説しています。
カード名称が長すぎるので、この記事では
「マリオットボンヴォイアメックスプレミアム」 → 「マリオットアメックス」と呼称させていただきます。
基本ポイント還元率
一般加盟店で利用した場合の基本的なポイント還元率は、100円あたり3ポイント(3%)となっています。
ポイント付与の計算は税込でされます。
なので、480円の買い物をした場合、税込528円になるので15ポイント獲得できることになります。
地味ですが、端数が無駄にならないのは良いところだと思います。
マリオットボンヴォイの宿泊で利用した場合のポイント還元率
マリオット ボンヴォイのホテル宿泊では、上記特典がつくので100円あたり6ポイントになります。(アメックスの特典)
さらに、マリオットアメックスを所有していると、マリオットボンヴォイのゴールドエリート会員になりますので、宿泊では1USドルあたり12.5ポイント貯まります。
ということは、ホテル宿泊をした場合に合計で約100円あたり18.5ポイント貯まる計算になります。
※1USドル=100円として計算。(為替レートで獲得ポイント数は異なります。)
※宿泊ポイントとカード利用ポイントは別々に付与。
為替レートで多少の前後はありますが、実に18.5%ものポイント還元率を誇ります。
例えば、京都にある翠嵐ラグジュアリーコレクションホテルは1泊13万円以上しますので、この1泊をマリオットアメックスで支払いをすると24,050ポイントも貯まることになります。
130,000円×18.5%=24,050ポイント
翠嵐は、「継往開来」というホテルコンセプトの下、世界に誇る日本の素晴らしさ、この地ならではの和のおもてなしの文化を発信をするというのがテーマになっています。
そのコンセプトにふさわしく、京都・嵐山の世界遺産「天龍寺」「渡月橋」などに隣接する嵐山にあります。
ホテルは庭園があまりにも素晴らしく、外国人のお客さんが見たら、絶対に感動するだろうと思われます。
宿泊客の90%は海外からのお客さんだそうです。
マリオットボンヴォイのレストランで宿泊した場合のポイント還元率
マリオットボンヴォイのホテルのレストランで利用した場合、上記の図の通り100円あたり6ポイント貯まります。
さらに、ホテル内のレストランで飲食をした時のお食事代が15%割引されます。
※プラチナエリート以上であれば20%割引
使用例1:シェラトン沖縄「ザ・グリル」でバーベキューランチ
沖縄本島にあるシェラトン沖縄では、ビーチに面したグリルレストランのテラスでバーベキューランチ&ディナーを楽しむことができます。
マリオットのゴールド会員であることでで飲食代の15%が割引されます。
綺麗な海を見ながらのバーベキューは開放感があって、とても楽しい時間を過ごせました。
沖縄っぽく、ゴーヤ等の地元の野菜もバーベキューできます。
使用例2:リッツカールトン京都「ラ ロカンダ」でイタリアンディナー
リッツカールトン京都の中にある、イタリアンレストランのラ ロカンダでディナーをいただいてみました。
伝統的なイタリア料理をモダンにアレンジしたメニューをいただけるということで定評があります。
コース料理で予約をしておいたのですが、魚のメインで金目鯛のソテーです。
テーブル毎に専属のソムリエが付き、食事に合わせたワインをご提案してくれます。
結構、勧められるままに飲んでしまいます。
お肉は上州牛サーロインのソテーでした。
お支払いは、マリオットのゴールドエリート会員の15%の食事代金割引がしっかり適用されていました。
マイルに交換した時のマイル還元率
基本の交換レートは、3ポイント=1マイルでの移行になります。
30,000ポイント交換したら、10,000マイルということです。
※還元率は1%なので、他のクレジットカードと同水準
ポイントの真価が発揮されるのは60,000ポイントをマイルに移行した時です。
60,000ポイントをマイル移行毎に5,000マイルのボーナスマイルが付与されるんです。
60,000ポイントなら20,000マイル+5,000マイルボーナスで25,000マイル
120,000ポイントなら40,000マイル+10,000マイルボーナスで50,000マイルになります。
この時のマイル交換レートは1.25%です。
ホテル宿泊だけでのマイル還元はなんと最大7.7%
60,000ポイントをマリオットボンヴォイのホテル宿泊だけで貯めた場合のマイル還元率は約7.7%となります。
簡単に計算例を解説すると、
宿泊利用で325,000円利用で、約18.5%のポイント還元を受けた場合、60,125ポイント獲得できます。
325,000円×18.5%=60,125ポイント
60,125ポイントをマイルに交換した場合、+25%のマイル増量があるため獲得できるマイル数は、
60,125ポイント/3×1.25=25,051マイル
25,051マイル/325,000円=7.7%
1回の旅行で30万円以上の宿泊費を使うのは難しいかもしれませんが、複数回の旅行であれば利用することは十分に可能なので、マイル還元で考えた場合とんでもない還元率になるのです。
この方法が成り立つのか、私も度肝を抜かれた為、マリオットのコールセンターに電話で確認してしまいました(笑)
「この通りになる」との回答だったので間違いありません。
※ポイント還元は為替レートで若干変わりますので、その点はご承知おきください。
航空会社毎のマイル還元率
マリオットアメックスのポイントからマイル移行できる航空会社数は、なんと44社になります。
プロパーのアメックスで15社なので、その倍以上あります。
プロパーのダイナースは5社なので、もはやマリオットアメックスが圧倒的に強いです。
1.25%の還元率は、JALカードのポイント還元率よりも高い設定になります。
また、プロパーのアメックス、ダイナースは、ANAマイルの交換上限が年間40,000マイルまでと決まっています。(ANA提携カードは除く)
これらのカードは、ANAへの交換手数料が年間5,400円別途かかります。
マリオットアメックスの場合、交換上限もありませんし、交換手数料もかかりません。
航空会社によって、一部交換レートの異なる会社があるのでご確認ください。
一般的に利用されそうな航空会社は3ポイント1マイルになっています。
提携している44社のポイント移行比率の一覧を掲載しておきます。
マイレージプログラム | 移行比率(ポイント:マイル) |
---|---|
全日空(ANA) | 3:1 |
日本航空(JAL) | 3:1 |
エーゲ航空 | 3:1 |
アエロメヒコ航空 | 3:1 |
エアカナダ航空 | 3:1 |
エアベルリン | 3:1 |
中国国際航空 | 3:1 |
ニュージーランド航空 | 200:1 |
アラスカ航空 | 3:1 |
アリタリア航空 | 3:1 |
アメリカン航空 | 3:1 |
エアアジア | 3:1 |
アシアナ航空 | 3:1 |
ブリティッシュエアウェイズ | 3:1 |
中国東方航空 | 3:1 |
中国南方航空 | 3:1 |
デルタ航空 | 3:1 |
エミレーツ航空 | 3:1 |
エティハド航空 | 3:1 |
エールフランス航空 | 3:1 |
ゴル航空 | 6:1 |
海南航空 | 3:1 |
ハワイアン航空 | 3:1 |
ラン航空 | 3:1 |
ジェットエアウェイズ | 3:1 |
大韓航空 | 3:1 |
ルフトハンザ航空 | 3:1 |
カタール航空 | 3:1 |
サウジアラビア航空 | 3:1 |
シンガポール航空 | 3:1 |
タイ国際航空 | 3:1 |
ユナイテッド航空 | 3:1.1 |
ヴァージンアトランティック航空 | 3:1 |
ヴァージンオーストラリア | 3:1 |
ライバルカードと比較したマイル還元率
マリオットアメックスは航空会社提携のカードではないので、航空券購入やフライトでのボーナスマイルはありません。
定期的に航空券の購入をする場合は、ANAカード、またはJALカードを別途持たれる方が良いかと思います。
しかし、マリオットボンヴォイグループのホテル宿泊でのポイント還元率は約18.5%と驚異的な数字を叩き出します。
マイル交換時に最大1.25%を出せるのも、航空会社提携のクレジットカードよりも還元率が高いので、ゴールドカード水準としてはとても優秀だと思います。
カード | カード還元率 | ホテル宿泊での還元率 | 航空券購入での還元率 | フライトボーナス | マイル交換上限 | ポイント有効期限 |
マリオットアメックス | 3%
(※1 マイル最大1.25%) |
18.5%※2 | +0% | +0% | なし | 実質無期限※3 |
ANAアメックスゴールド | 1% | 1% | +2% | +25% | なし | 無期限 |
アメックスゴールド | 1% | 1% | +0%※4 | +0% | 40,000マイル/年 | 無期限※5 |
ANA VISAゴールド | 1% | 1% | +1% | +25% | なし | 3年 |
ANAダイナース | 1% | 1% | +1% | +25% | なし | 無期限 |
JALアメックスゴールド | 1% | 1% | +2% | +25% | なし | 無期限 |
JAL VISAゴールド | 1% | 1% | +1% | +25% | なし | 3年 |
JALダイナース | 1% | 1% | +1% | +25% | なし | 無期限 |
※1:マイルに交換した場合は3P=1マイル(1%の還元率)、60,000ポイント以上のマイル交換で最大1.25%
※2:マリオット ボンヴォイグループのホテル宿泊の場合
※3:最後にポイントを獲得してから1年間(カードを利用している限り無期限になる)
※4:メンバーシップリワード加入とキャンペーン登録でJALの航空券で3%還元
※5:メンバーシップリワード加入時
まとめ:マリオットボンヴォイアメックスのポイント還元率
マリオットアメックスのポイント還元率について詳しく解説してきました。
まとめますと、
・基本還元率は100円=3ポイント(マイルは3P=1マイル)
・マリオットボンヴォイグループのホテル宿泊で18.5%の還元率
・60,000ポイントを一度にマイル交換すると、+25のボーナスマイルがもらえる
・ホテル宿泊だけで貯めたポイントをマイルに交換すると、最大約7.7%還元
この辺りのポイント(マイル)還元率を考えると、ほかのゴールドカードクラスの還元率を圧倒的に凌駕した内容となっています。
ただ、注意が必要なのは、航空会社との提携カードではないので、航空券購入やフライトでのボーナスマイルは獲得できませんので、飛行機に年数回乗られる場合は航空会社提携のANAカード、またはJALカードをサブで持たれることをオススメします。
「ヤバ!」って思われたら、ご検討されてみてください。。
私も持ってみて非常にコスパの良いカードだと思っているので、マイルを貯めたいほとんどの方に推奨したい1枚となります。
貯めたポイントは、ホテル宿泊でも使えますので、旅行での利用用途は更に広がることと思います。
カードの詳細を下記に記事にまとめていますので、ご参照くださいますと幸いです。
最後まで閲覧いただきありがとうございました。
私の経歴と実績を簡単にご紹介します。
沖縄に移住して7年。
2018年から陸マイラーブログを開始し「累計で貯めたマイル数は1,000万マイル以上」になりました。
コスパの良い旅行を追求して、なるべくお金を使わないでリッチな体験をすることが趣味です。
Instagram:フォロワー約9,000人(@mile.mugen001)
Twitter:フォロワー約11,000人(@seki1410)
あと、YouTubeはじめました!