【関空発】シンガポールエアライン A380ファーストクラスにマイルで搭乗!食事、アメニティ、機内サービスを全部レポート!!

シンガポール航空のスイート(ファースト)クラスがマイルで無料予約できました。
最高の体験をしてので、今回は往路の関空→シンガポールまでの空の旅をレポートしていきます。
関西空港からA380の期間限定便が運行
2階建の大型機A380のスイート(ファースト)クラスを体験してみたいと思い、日本で就航している便を調べたところ、シンガポール航空の関西便が2018年10月28日〜2019年3月30日まで運行していましたのでさっそく予約を取ってみました。
スイート(ファースト)クラスをマイルで予約(SQ619便)
予約はシンガポール航空のマイル(クリスフライヤー)で予約しています。
必要マイル数は、往復で13万マイルです。
ANAマイルでは予約できない
シンガポール航空は、片道からの予約が可能なので、行きはエコノミー、帰りはファーストなんて設定もできます。
ですが、スターアライアンスグループのマイルからの予約では、上級クラスの座席が予約できないようになっていて、ANAマイル等を利用してのシンガポール航空のビジネス、ファーストの予約ができません。
(ビジネスは時期によってはできる?情報もあり。)
シンガポール航空の上級クラスの座席をマイル予約する場合、クリスフライヤーのマイルを貯める必要があります。
クリスフライヤーの良いところは、一般会員であっても同時に5人分のマイルで特典航空券の予約ができるところです。(友人、知人も予約可能)
他社マイルから予約できないので、座席も比較的空いていて、家族でビジネスクラス等を利用するときに同じ便を予約しやすいは個人的にとてもメリットを感じます。
(ANAの場合、基本は一般会員だと2名まで。プラチナ会員以上で4名まで。2新等までの家族)
クリスフライヤーのマイルの貯め方
せっかくなので陸マイラー的な方法でクリスフライヤーを貯める方法もちょっとだけご紹介させていただきます。
ポイントサイトで貯める方法
ポイントからの移行ルートは大きく2つ存在します。
ひとつは、「PEXルート」です。
ほとんどのポイントサイトはPEXにポイント交換できるので、このルートが推奨でしょうか?
もうひとつは、「Gポイントルート」です。
どちらのルートを使っても還元率は60%なので、普段利用しているポイントサイト基準で使いやすい方を選べばよいかと思います。
ちなみに60%という交換還元率は、JALマイルはモッピーのキャンペーンを除くと基本50%なので、そんなに悪い設定ではないと思います。
必須になるのは、上記図中にある「三井住友カード」と書いてあるポイントの中継です。
これは、「ワールドプレゼントポイント」という三井住友系のVISAカードを利用した際に貯まるポイントを指します。
なので、三井住友系のVISAカードが必要になるので、持ってなかったら各ポイントサイト等に掲載のある年会費無料のカードを作っておけば良いかと思います。
クレジットカード決済で貯めるのに最適なカード
一応、国内で発行できるシンガポール航空 クリスフライヤーのクレジットカードはJCBブランドとVISAブランドで一般カードとゴールドカードが発行可能です。
ただ、クリスフライヤー一本でいくなら良いですが、恐らくほとんどの方はそうならないと思いますので、私個人的にはあんまりオススメではないかなと思います。
クレジットカードの決済ポイントで貯めるなら、マイル交換が可能な航空会社数が多く(44社)、還元率が最大1.25%にできるSPGアメックスだと、気分が変わって他社のマイルへ使い道に変更があっても融通がきくので、こっちの方が個人的には良いと思います。
ホームページが使いにくい(電話番号を記載しておきます)
これも余談というか補足ですが、シンガポール航空のホームページの予約サイトは、結構重いです。
しかも、エラーが出まくります。
なので、予約する場合は、電話ですることをオススメします。
私は3回やって毎回エラーになったので諦めて電話しました。
特典航空券の予約は、こちらに電話で日本人スタッフ対応で解決できます。
03-3213-5678
スイートの値段は?
スイートクラスの往復は、846,410円でした。
私が普段調べていた時は、シンガポールのファースト往復は90〜100万円くらいしていたので、若干安めでした。
それでも、ちょっと現金で買える値段ではないので、マイルで予約できるのは大変嬉しいです。
チェックインから搭乗まで
関空のHカウンターがシンガポール航空のカウンターになっています。
スイートのカウンター入口付近で写真撮ったりうろうろしていたら、スタッフに「ご利用のクラスはどちらですか?」って明らかにエコノミーの方はあっちですよと言わんばかりに声をかけられました。
「スイートです。」と答えたら、3秒くらいフリーズした微妙な間があって、「スイートはこちらでございます」とお姉さんのいるカウンターの前まで案内されました。
カウンターに行くと、パスポートを渡す前に「Seki様、お待ちしておりました」と言われ、「なんで名前知ってんだ?」って疑問に思っていたら、「本日のスイートのご利用はSeki様だけですので、事前にお調べしておきました!」
ということで、この日のスイートクラスに搭乗するのは、なんと私1人だけでした。
ただでさえ贅沢なA380のスイートクラスを、なんと貸し切りで使えることになりました。
無事チャックインできて、1人で貸し切りスイートクラスが使えると思うと、自然とにやけてしまいます。
座席は最前列の「1F」にしました。
帰りは「1A」を予約してます。
手荷物検査を優先レーンで通過して、出国審査を通過、そのままラウンジに直行します。
関空ではJALサクララウンジを利用
ラウンジはANAラウンジだと思い込んでいたら、JALのサクララウンジに案内されました。
「サクララウンジなんですね!」って言ったら、
「軽食程度しかないんですけど、、、」
とお姉さんは申し訳なさそうな感じでした。
(関空にはファーストクラス用のラウンジがない為かな。)
ラウンジ内の様子は、下記の記事をご参照ください。
憧れのスイートクラスで贅沢なフライト体験
待ちきれなくて、ちょっと早めにゲート前まで来てみました。
優先レーンで搭乗の案内待ちをしていると、スタッフが1人近づいてきて「Seki様、お待たせしました!」と私だけ先頭でスタッフに飛行機の入口まで誘導されての搭乗です。
ここから機内に入るまで、すれ違うスタッフ全員に「Seki様、お待たせしました!」と声をかけていただき、ビジネスやエコノミーとは格段に扱いの違いを目の当たりにしました。
どっちかというと、ほっとてい欲しい系の私としては、全身痒くなりそうでした(笑)
ついに、A380の貸し切りスイートクラスの空の旅のはじまりです。
ちなみにですが、A380のスイートクラスには新機材が登場していますが(シンガポールと香港やシドニー間に設定されている)、当該機は旧仕様のA380になります。
シンガポールのA380のスイートクラスは、ファーストクラスを超えた特別なクラスになっています。
シートは35インチ幅のAeristo社製でめちゃくちゃ広いです。
モニターは23インチのLCDスクリーンです。
個室タイプのキャビンとなっていて、夫婦やカップルの場合2つの部屋をくっつけてダブルサイズのプライベート空間として利用することも可能となっています。
最高のサービスで非日常を体験することができます。
CAからの至れり尽くせりのサービス
搭乗後、出発準備の間ずっとCAやスタッフが入れ替えでご挨拶に来てくださり、全然休まりません(笑)
みんな我先にと、「Mr. Seki. 私は◯◯です。ご用件は私に言ってくださいね」(英語で)とずーっと引っ換え取っ替えに違うCAが言いに来ます。
「座席も好きに移動して、全部使っていいから」(英語で)的なことも言われました。
(移動しても同じじゃんって思いつつ)
とりあえず、ウエルカムドリンクはお決まりのドンペリをいただきます。
常にスタッフの誰かが側にいるので(CA5人に対して、客が私しかいないので…)、ちょっと減るとすぐにおかわりを注がれます…
出発する前に、酔っ払いそうでした…
出発前にランチのオーダーも聞きに来られました。
ひとつひとつメニューを説明され(英語あんまりわかんないので、申し訳ないけど笑顔でスルー)、ランチスタートの時間も何回も確認され、オーダー完了です。
高級というより、とにかくフレンドリー。それがシンガポール航空の往路でのサービスを体験したイメージです。
搭乗中ずっと必ず名前で呼んでくれるところに、他のクラスとの差を感じました。
(ビジネスクラスは出発前だけご挨拶で名前を呼ばれます。)
出発前に、私のリュックも汚れないように袋に入れてくれました。
アメニティは?
シンガポール航空のアメニティセットはRIMOWAのイメージだったんですが、LALIQUEになってました。
中身は、ホテルについてから確認してみたんですが、石鹸、ボディーローション、リップクリームとなぜかキャンドルでした。
(キャンドルはなにに使うのか不明…。機内で香りを楽しむ?)
アイマスクとか歯ブラシ、クシとか入ってないのかなぁって思っていたら、トイレに設置されていました。
化粧水とかハンドクリーム類も置いてあり、ブランドもLALIQUEで統一されていました。
LALIQUEの化粧水、ハンドクリーム等です。
アメニティーポーチと同じブランドで統一されています。
歯ブラシ、ひげそり等は収納ボックスの中に。
女性用のアメニティーも反対側の棚の上に設置されてありました。
ヘッドセットは、BOSEのノイズキャンセラー付きヘッドホンです。
これを耳につけていると、飛行機のノイズもスタッフの声もなにも聞こえません。
シンガポールスリングをガブ飲み
カクテルメニューにシンガポールシリングがあったので、これはシンガポールならではのメニューなのでオーダーしました。
「グッドチョイスね」となぜか褒められました(笑)
これ、シンガポール内のホテルで飲むと1杯30SGDくらいするので、ここぞとばかりにガブ飲みしました。(確か5杯だったと記憶してます。笑)
レザーシートは固めの座り心地ですが、体が痛くなる様なことはありません。
至って快適です。
機内食は昼からフルコース
大阪発のメニューでは、事前予約のメニューオーダーはできない設定なっていて、ブック ザ クックのメインコースは帰りの便の楽しみになります。
ランチメニューはカナッペからスタートです。
チキンとランプ肉のサテーです。
お味は、シンガポール味です。(ちょっとカレーっぽいけど、そこまでスパイシーではない味付け)
美味しいけど、感動するほどではないです。
続いて、キャビアです。
これがまったく臭みがなく、おかわりしたいくらい激ウマでした。
この1皿を食べている間に、シャンパンが2杯進んでしまいました。
バターナット(かぼちゃの仲間)のクリーミースープです。
これも強烈に美味しかったです。
ほうれん草のサラダです。
ドレッシングは和風を選んでます。
メインは、チキン、ビーフ、フィッシュの中から、チキンを選んでいます。
(ビーフはうどんって書いてあって、炭水化物を食べたくなかったので)
飛行機の中の食事とは思えない、贅沢な一品をいただくことができました。
どんどんお酒も進みます(笑)
デザートは、フィナンシェとチョコレートアイスでした。
これでちょっと酔い冷ましです。
〆のお紅茶とチョコレート。
お酒を飲みすぎて、この辺の味はもう覚えていません…
とはいうものの、ドンペリに続いてクリュグも飲み比べで開けていただきました。
ボトルも手元に2本置いて好き放題です。
1人しかいないから機内の写真も撮り放題
スイートクラスの乗客は私だけでしたので、写真も撮り放題でした。
帰りは夜行便で、お客さんも私1人とは限らないので、ここでがんばりました。
とはいえ、あんまりパシャパシャ写真撮っているのも恥ずかしいので、CAがいないのを見計らって撮ってました(笑)
遠くに後ろ姿が写ってます。
2階に続く階段です。
上のフロアはビジネスクラスになっています。
私の座席とは反対側のシートです。
中央のシートになります。
夫婦やカップルで利用すると、完全に2人だけの個室になります。
有名なダブルベットも体験
食事も終わってひと段落して、就寝の時間になりました。
A380のスイートクラスは、中央の座席を2つくっつけてダブルベットにできることが有名です。
なので、どうせ1人しかいないなら体験してみようと思い、予めお願いをしておきました。
本当に飛行機の中の2室が1部屋になってダブルベットになりました。
横になってみたら、フルフラットどころか、隣にもう一人寝ててもあまりがあるくらい広いです。(ダブルだから当たり前か。)
端から端へゴロゴロしちゃいました。
さすがに飲み過ぎたので、軽く一眠り。
と思ったら、最終着陸のアナウンスで目が覚めました。
あっという間に到着です。
目が覚めると、ベット横のテーブルにボトルウォーターが置いてありました。
こういった気配りもスイートクラスならではだなぁと思いました。
おみやげでもらったグッズ
無事着陸して、降りるまでCAと話していたら、「シンガポール航空ははじめて?」って聞かれて、「そうです」って思わず答えてしまいました。
(本当は2回目で、ファースト(スイート)ははじめて。前に乗ったことあるのを忘れてました)
そしたら、ぜひ持って帰ってとクマのぬいぐるみをもらいました。
これは、息子へのおみやげになりそうです。
チャンギ空港でスーツケースを優先で受け取り市内へ
スイートは私一人だったので、荷物も一番最初に出てきます。
飛行機を降りてからは、特にスタッフの誘導等のサービスはありませんでした。
いつも通りなので気にはならなかったですが、世界のファーストクラスを普段から乗っている方からすると、ちょっと???な部分なのかなぁとも感じました。
スイートクラス搭乗まとめ
シンガポール航空のファーストクラスを超えたスイートクラスに搭乗し、エコノミーともビジネスとも違う最高の空の旅を体験させてもらいました。
今回の往復チケットは84万円でしたが、通常は100万円前後するチケットです。
これをマイルというポイントで無料で体験できることは、人生の体験価値として非常に高いものがあると感じました。
100万円のチケットを現金で購入できる人は一部かもしれませんが、マイルで100万円の航空券を無料で搭乗することは、今の生活にちょっと一工夫をすることで誰にでも可能になるのです。
このような素晴らしい体験を人生に一度とは言わず、毎年体験できるようにマイルというポイントを貯めてみてはいかがでしょうか?
私のマイルの貯め方や実績を下記の記事で公開していますので、ぜひ一読ください。
最後まで閲覧いただきありがとうございました。