ダイナース(プレミアム)は改悪続き!ポイント、サービスの特典はアメックスプラチナとどっちに魅力あり!?

(この記事では、ダイナースカードの改悪がある度に加筆して情報を最新のものに修正しています。)
ダイナース系のカードの改悪が、継続的に続いて行われています。
年会費が高額なカードですので、ダイナースプレミアムまたはANAダイナースプレミアムをこれから狙っている方だけでなく、現在ダイナースを利用されている方もご確認いただきたい内容となっています。
目次
改悪情報2021年1月4日追記
ダイナースクラブカード(ANAダイナース含む)
ダイナースクラブカードの旅行関連のサービスの改悪内容です。
2021年4月1日より変更予定です。
改悪サービス | 変更前 | 変更後 |
海外空港ラウンジ | 無制限 | 年10回まで無料 |
海外旅行手荷物宅配 | 帰国時1個 無制限 | 帰国時1個 年2回まで |
ハワイLeaLeaトロリー | 1週間券/7路線 無制限 | 1日券/1路線 年2回まで |
ハワイLeaLeaラウンジ | トロリー乗車券受取り時利用可能 | 利用不可 |
海外旅行空港送迎サービス | 優待料金 | 利用不可 |
ダイナースプレミアムカード(ANAダイナースプレミアム含む)
改悪サービス | 変更前 | 変更後 |
海外空港ラウンジ | 無制限 | 年10回まで無料 |
海外旅行手荷物宅配 | 帰国時1個 無制限 | 帰国時1個 年2回まで |
ハワイLeaLeaトロリー | 1週間券/7路線 無制限 | 1日券/1路線 年2回まで |
ハワイLeaLeaラウンジ | トロリー乗車券受取り時利用可能 | 利用不可 |
海外旅行空港送迎サービス | 優待料金 | 利用不可 |
プライオリティパス | 自動更新 | 2年間未使用で更新停止 |
ダイナースクラブカードのマイル交換レートが半分に変更:2019年11月2日追記
ダイナースの改悪情報は次項の内容を更新したばかりですが、またも大改悪です。
改悪の開始日は2020年2月1日からになります。
プロパーのダイナースカードは、ポイントを5社のマイルに交換が可能となっています。
・ANA
・デルタ航空
・ユナイテッド航空
・大韓航空
・アリタリア航空
このANAを除く4社のポイント交換が今回の改悪対象になります。
現在
航空会社 | マイル交換レート | 年間上限 |
デルタ航空 | 1,000ポイント→1,000マイル | 10万マイル |
ユナイテッド航空 | 1,000ポイント→1,000マイル | 10万マイル |
大韓航空 | 1,000ポイント→1,000マイル | 10万マイル |
アリタリア航空 | 1,000ポイント→1,000マイル | 10万マイル |
変更後(2020年2月1日から)
航空会社 | マイル交換レート | 年間上限 |
デルタ航空 | 2,000ポイント→1,000マイル | 14万マイル |
ユナイテッド航空 | 2,000ポイント→1,000マイル | 12万マイル |
大韓航空 | 2,000ポイント→1,000マイル | 12万マイル |
アリタリア航空 | 2,000ポイント→1,000マイル | 12万マイル |
今回の改悪対象カードは下記の3枚です。
・ダイナースクラブカード
・ダイナースクラブプレミアムカード
・ダイナースクラブビジネスカード
ANAを除くその他の航空会社への交換レートが、2020年2月1日よりなんと半減です。
ANAはこれまで通り40,000マイルが交換上限までなので、それ以外の余ったポイントは何に使ったらいいの?って感じです。
これまで結構許容できない改悪を繰り返してきたダイナースクラブカードですが、今回も中々やってくれた!って感じです。
ANAダイナース、JALダイナースは、提携航空会社以外のマイレージに交換ができないので、今回の改悪の対象外になります。
ダイナースプレミアムポイント還元率改悪:2019年5月17日追記
ANAダイナースプレミアムのポイント還元率は2018年12月に改悪していましたが、それに続きプロパーのダイナースプレミアムのポイント還元率も改悪されます。
改定日は、2019年9月16日より変更になります。
現在、100円=2ポイントが、100円=1.5ポイントになります。
詳細は下表の通りです。
利用対象 | 現在 | 2019年9月16日以降 |
---|---|---|
国内利用 | 100円につき2ポイント | 100円につき1.5ポイント |
海外利用 | 100円につき2ポイント | 期間限定で100円につき2.5ポイントにアップ
(2022年3月15日利用分まで) |
(ANA)ダイナースプレミアム2018年7月16日の改悪
ダイナースプレミアムは、通常の支払いでのポイント還元率は2%です。
お支払いをリボ払いにすると、これに+1%が追加され、3%のポイント還元率を誇っていました。
100円のカード利用でポイント還元率3%はダイナースプレミアムの大きな売りとなっていて魅力的なポイント制度でした。
→100円の利用で3マイルが貯まる。
これが2018年7月16日の変更で、リボ払いを利用しても2%のポイント還元率固定とルールが変更されました。
(ANA)ダイナースプレミアム2018年12月16日の改悪
2018年12月のルール変更は結構ショックな変更となります。
はっきり言って、現在ダイナースプレミアムまたはANAダイナースプレミアムを利用している方は、ダイナースじゃなければいけない理由がない限り持ち続けるメリットが薄れてきています。
私は、おそらく次回の更新はしないでダイナースは解約すると思います。
(ANAダイナースプレミアムは現在発行ができないカードですが、改悪に改悪を重ねて申し訳ないですが、もったいない以上にメリットがなさすぎ)
ダイナースプレミアムの変更点
ANAマイルの移行上限の変更
これまでANAマイルへの交換は、年間80,000マイルまで交換が可能でした。
これが、変更後の上限は40,000マイルとなります。
これは、結構な痛手の改悪です。
ポイント還元率2%のカードで、大量にポイントが貯まるカードですので、このインパクトはかなり大きいです。
現在ダイナースプレミアムを利用されている場合、ポイントの移行は早めに交換されることをおすすめします。
マイル移行の申請が変更されるのは、2018年12月21日からになります。
ANAダイナースプレミアムの変更点
ANAマイルへの移行に関しては変更なし
ANAマイルへの変更に関しては、提携カードですので上限値の設定はなく無制限で交換ができます。
いままで通り、貯めたら貯めただけマイルに交換することができます。
ポイント還元率は改悪!
ANAダイナースプレミアムは、ポイント還元率2%でANAマイルへの交換上限なしというのが最大のメリットでした。
ついに、ここにメスが入ることになりました。
ANAグループでの利用は100円2%→2.5%になります。
これは、改善です。
ですが、それ以外の利用は100円2%→1.5%になります。
これは大改悪です。
通常の利用であれば、ANAグループ以外の決済が大半を占めますので、実質ポイント還元率(マイル還元率)は1.5%になってしまったと言っても過言ではありません。
正直、年会費との釣り合いを考えるとこれだけでも解約する理由になるかと思います。
運用は2018年12月21日からになります。
ダイナースプレミアム、ANAダイナースプレミアムの共通の変更点
特定加盟店でのカード利用時のポイント還元率変更
一部の特定加盟店のポイント還元率がダウンします。
下記の利用について今回追加される加盟店で、還元率は200円1ポイント(還元率0.5%)です。
・総合病院等大型病院
・有料道路通行料金
・ETC利用料金
・保険料金
・プロバイダー等通信料
・電話・携帯通話料
・有料放送サービス
高速道路でのETC利用や携帯電話代の支払いは私も使っていたので、結構ガッカリです。
以前からポイント還元の低い特定加盟店
還元率は200円1ポイントなので0.5%です。
・ふるさと納税
・電気料金
・水道料金
・ガス料金
・国税(所得税、相続税、法人税、消費税、贈与税など)
・NHK受信料
・都道府県・市町村の各種税金
・国民年金保険料
これらは以前からポイント還元率が低いのですが、公共料金系は必要経費として毎月支払わなければならないのでツライところですが、他社のカードも似たようなものなので仕方のない部分です。
今後はどのプラチナカードを持てば良いのか?
5つのプラチナカードとANAマイルの交換について検証してみる
ステータス的には非常に高いダイナースプレミアムですが、改悪を繰り返しており、利便性がドンドン低下しているのが現状です。
なので上記の変更も踏まえて、5つのプラチナ(プレミアム)カードのANAマイル事情を比較していきたいと思います。
5枚の対象カードはこれらになります。
・ダイナースプレミアム
・ANAダイナースプレミアム
・アメックスプラチナ
・ANAアメックスプレミアム
・ANA VISA プラチナプレミアム
余談ですが、ANAマイルの交換に関してはダイナースだけでなく、アメックスにも変更点が出ています。
プロパーのアメックスカード、ビジネスカード、スカイトラベラーの3タイプはANAマイルの交換上限が80,000マイル→40,000マイルへの改悪が行われます。
こちらは、2019年1月1日以降の交換申請分からになります。
項目 | ダイナース | ANAダイナース | アメックス | ANAアメックス | ANA VISA |
年会費(税抜き) | 130,000円 | 155,000円 | 130,000円 | 150,000円 | 80,000円 |
家族カード年会費(税抜き) | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 | 4,000円 |
ANAマイル交換上限 | 8万→4万マイル | 上限なし | 8万→4万マイル | 上限なし | 上限なし |
マイル(ポイント)還元率 | 2%→1.5%
※1 |
2%→1.5% | 1% | 1% | 1.5% |
ANAグループマイル還元率 | 2% | 4%→4.5% | 1% | 4.5% | 3.5% |
ANAフライトボーナス | なし | +50% | なし | +50% | +50% |
※2018年12月16日以降のルールとなります。(ポイント改悪)
※1:ダイナースプレミアムのポイント還元率改定は2019年9月16日より
ANAマイルを貯めることだけ考えると、ANA VISA プラチナ プレミアムが年会費的に見てもコスパが良い様に感じます。
マイル以外の付帯サービスを比較してみる
年会費の差は、マイルやポイント還元以外にもサービスに魅力があるからです。
なので、主だったサービスを比較してみます。
項目 | ダイナース | ANA
ダイナース |
アメックス | ANA
アメックス |
ANA VISA |
レストラン
1人無料 |
約300店 | 約300店 | 約30店 | 約30店 | 約100店 |
ホテルグループ上級会員 | 一休.comダイヤモンド | 一休.comダイヤモンド | SPG/マリオット
ラディソン シャングリラ ヒルトン FHR |
シャングリラ
リーディングホテルズ |
なし |
コンシェルジュ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
ANAラウンジ | なし | ◯ | なし | ◯ | ◯ |
プライオリティパス | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
※2018年12月16日以降のルールとなります。(現状と変更なし)
レストランサービスならダイナース
各プラチナカードには、対象の高級レストランを2名以上で予約すると、コース料理の1名分が無料になるというサービスがあります。
利用用途は、家族のお祝いや、接待などでも利用できるので用途は様々です。
こういったレストランサービスについては、対象店舗数が300店舗を超えて圧倒的に多いダイナースプレミアム系に軍配です。
VISAのレストランサービスも侮れない
ANA VISA プラチナ プレミアムも、対象店舗数は100店舗を超えます。
ダイナースには及びませんが、年会費も他のカードと比べると半分なので、アメックスの約3倍の店舗数という部分を加味すると善戦しているのでは?と思います。
VISAのレストランサービスは、年に2回グルメクーポンが送られてきます。
電話予約をして、当日クーポンをお店に渡すというシステムになってます。
ホテルサービスならアメックスプラチナの圧勝
ホテルサービスに関しては、アメックスプラチナの圧勝です。
・SPG/マリオット(リッツカールトン含む)
・ラディソン ホテルグループ
・シャングリラ ホテル アンド リゾーツ
・ヒルトン ホテルズ ワールドワイド
これら高級ホテルグループの上級会員をカードを持っているだけで受け取ることができます。
メリットとしては、お部屋の無料アップグレード、アーリーチェックイン、レイトチェックアウトなどがあります。
また、アメックスプラチナにはFHR(ファイン ホテル アンド リゾート)というホテルサービスがあり、お部屋の無料アップグレード、アーリーチェックイン、レイトチェックアウト以外にも、朝食無料や滞在中のホテルで利用できる100ドル分のクーポンがいただける等のおいしいメリットがたくさんあります。
ホテルの無料宿泊券をもらうことができます。
フリー・ステイ・ギフトというサービスで、カードを更新した際に1泊無料の宿泊券をもらうことができます。
2名までが無料で利用可能です。
対象のホテルは、オークラ、日航ホテル、ハイアット、ヒルトン、プリンスホテル、ロイヤルパークホテルなどがあります。
下記に、一覧表を掲載しておきますので詳しく知りたい場合はご確認ください。
同じアメックスでも、ANAアメックスプレミアムはサービスが異なります。
プラチナ同様、フリー・ステイ・ギフトはもらえますが、ホテルの会員サービスはアメックスプラチナと比べると見劣りする内容となります。
それに対して、ダイナース系は一休.comのダイヤモンド会員が付帯されています。
ダイヤモンド会員限定のタイムセール等で、高級ホテルが格安で宿泊できることがありますが、サービスのレベルとしてはアメックスプラチナにはちょっと敵わない内容となっています。
ANA VISA プラチナ プレミアムには、ホテル系のサービスはありません。
コンシェルジュサービス
コンシェルジュサービスについては、各カード付帯されています。
チケット手配、予約代行、各種紹介など、プラチナカードにふさわしい対応をしていただけます。
ANAラウンジ、プライオリティパスの設定
ANAと提携しているプラチナカードについては、本会員のみ国内空港のANAラウンジを利用することができます。
(ANAダイナースプレミアム、ANAアメックスプレミアム、ANA VISA プラチナ プレミアムが対象)
↓は那覇空港のANAラウンジです。
オフシーズンの平日はガラガラですが、連休等に入ると混雑レベルもすごくて座るところすらないです…
また、国内各空港のカードラウンジについては、これら5つどのカードであっても無料で利用するとが可能です。
↓は羽田空港第二ターミナルのPOWER LOUNGEです。
プライオリティパスの設定は、5枚ともすべてのカードに設定があります。
429ドルの年会費がかかるプレステージ会員を無料で利用することができます。
海外の空港に於いて、プライオリティパスを持っているかどうかは空港での時間の過ごし方に結構な差がつきます。
結局、どのカードを持つのが良いのか?<まとめ>
ダイナースプレミアムは、改悪を受けドンドン使いにくいカードになってきて魅力が薄れてきていますが、結局のところどれを持てばいいのか?
が難しいところかと思います。
プラチナカードの場合、付帯サービスをどのくらい利用するかが、年会費を回収できるかどうかの鍵を握っていることになります。
レストランサービスを多用するなら「ダイナース」。
ホテルサービスを多用するなら「アメックス」。
マイルを貯めることに重点を置く場合は、ANAダイナースプレミアムの還元率の改悪によって、ANA VISA プラチナ プレミアムと同等の水準になってしまったので、コスパよくANAマイルを大量に貯めたいなら「VISA」となります。
ステータス性だけを重視したい場合は、「ダイナース」か「アメックス」になります。
各カード、いいところもあれば、物足りないところもあります。
個人的には、「ANA VISA プラチナ プレミアム」と「SPGアメックス」の2枚併用がマイル、レストラン、ホテルサービスに於いて一番バランスが良いのかなぁって思ってます。
各サービス面で突き抜けてはいませんが、とても使いやすいです。
私は、各種カード持ってますが、私自身もこの2枚のカードを持って旅行に行くことが多いです。
2枚の年会費を足しても、111,000円+税なので、ダイナースプレミアムよりも安いです。
2019年5月18日追記
プロパーのダイナースプレミアム(ダイナースクラブカード)を所有している場合、コンパニオンカードというものが発行されると発表されました。
これは、TRUST CLUB Masterカードが年会費無料で発行可能というものでした。
海外でほとんど利用ができないダイナースの弱点を補うものになりそうです。
詳しくは下記の記事にまとめましたのでご参照下さいますと幸いです。
「ダイナースクラブ(プレミアム)に コンパニオンカード誕生で一発逆転!?年会費やメリットはどうなってる?」
※正直いうと、こんなオマケカードを発行するくらいならポイントの改悪を辞めて欲しいというのが本音です。
ダイナースで発行しても良いカード<2019年11月見解>
半年サイクルで改悪を繰り返しているダイナースクラブカードですが、持つに値しないレベルになってきています。
特に、持ってはいけないと個人的に思っているのは、
・ANAダイナースプレミアム
・ダイナースクラブプレミアム
・ダイナースクラブ(年間400万円決済以下ならアリ?)
この3枚はかなりイケてないです。
特に年会費が15万円級のプレミアムカードのポイント還元、ポイント交換の改悪が著しく、プレミアムカードに魅力がないのは手にする憧れ感がないので夢がなさすぎます。
唯一、サービス内容とコスパがいいなって思うカードは「ANAダイナース」です。
プロパーのダイナースクラブとほぼ同じカード性能を持ちながら、ANAマイルの交換上限がないので唯一優秀なカードと思います。
ダイナースで持つなら、現状これ一択になりそうです。
【12月112,000マイル】ANAダイナースの入会キャンペーン!お得なポイントサイトはどこ?カードのメリット5つをご紹介
追伸
各カードの詳細記事はこちらをご参照ください。
ANAダイナースプレミアム、改悪前の情報になります。
アメックスプラチナの詳細はこちら。
ANAアメックスプレミアムの詳細はこちら
ANA VISA プラチナ プレミアムの詳細はこちら。
【12月:60,500マイル+8,100円】ANA VISA プラチナ プレミアムのキャンペーン!特典とメリットを徹底比較
まとめで登場したSPGアメックスの詳細はこちらです。
法人の場合は、アメックスビジネスゴールドという選択肢も候補にできると思います。
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