JGCカードの違いを比較!家族会員、年会費、特典からオススメの1枚はどれ?

JALのJMBサファイア以上をすでに達成されていたり、これからJALのJMBサファイアを目指される場合、JGCカード(JALグローバルクラブカード)をどのJALカードで持つか悩むと思います。
この記事では、各JGCカードの特徴を比較し、あなたに最適な1枚をご提案できる内容にしていきたいと思いますので、これからJGCカードを作られる時の参考にしてもらえますと幸いです。
目次
JGCカード(JALグローバルクラブカード)とは?
JGCカード(JALグローバルクラブカード)とは、JALのJMBサファイア以上を達成した人のみがJALからの招待を受けて作ることができる、JALの上級会員カードのことを言います。
JMBサファイア以上の条件達成者には、JGC(JALグローバルクラブ)への入会と共に所定のJALカードにJGCの機能の付帯させたJGCカードを持つことができるようになります。
JALユーザーやJALマイラーにとって、憧れのステータスのひとつになっています。
JGCを取得すればずっとJALの上級会員になれる
なぜJGCにJALユーザーが憧れるとかいうと、JGCカードを持ち続けている限り、JGCの上級会員サービスの特典を受け続けることができるからです。
毎年上級会員になろうとすると、相当のフライトに乗る必要があり、出張などで定期的に飛行機に乗る方でないと毎年の資格達成は困難を極めます。
ただ、JGC取得者に関しては、毎年資格を達成する必要がなく、生涯に一度だけ資格を達成さえすれば、カードを持ち続けるだけで資格を維持することが可能になります。
※カードの年会費を払っている限りJGC会員でい続けられる。
メリットは家族もJGC会員になれる
JGCカードの所有者は、家族カードを発行することができ、JALの上級会員サービスを家族も受けることができるようになります。
自分だけでなく、家族も使えるところにメリットがあります。
JGCの取得条件・特典・メリットは?
JGC入会条件
JGC入会の条件は、FLY ON プログラムのサファイア以上の資格を達成する必要があります。
資格達成するには、FLY ON ポイントというマイルとは別にフライトで積算されるポイントを年間で50,000FLY ON ポイント以上貯めるか、JAL便に年間50回以上の搭乗(ワンワールド便併用で達成の場合は、25回以上JALに乗る)する必要があります。
50,000FLY ON ポイントを達成するには、東京-沖縄を普通席で単純に17回往復する量に相当します。
ポイントで達成するか、搭乗回数で達成するかは、住んでる地域によってどちらが有利かは変わると思いますが、生涯に一度だけという名目でJGCに入会をするためだけに飛行機に乗りまくって達成する方もいます。
修行僧の様に飛行機に乗りまくることから「JGC修行」などと呼ばれています。
特典・メリットは?
JGCはJMBサファイア会員とほぼ同等の会員資格を維持できることにメリットがありますが、単純にステータスがあるだけというものではありません。
空港内のあらゆるサービスが優先になったり、上級会員用の空港ラウンジの利用、キャンセル待ちの優遇など、フライトに関わるほとんどの項目で優遇を受けることができます。
また、JGCを持っていると、ワンワールドのサファイアステータスも付帯されているため、 JALだけでなくワンワールドの運行便に搭乗する際も、フライトに関わる項目で優遇されるメリットがあります。
特に国際線は、チェックインから、保安検査、搭乗の順番待ち、預け荷物の受け取りなど、各所で待たされることが多いです。
それを優先サービスで全部順番待ちなしでスルーできたら空港内での時間も快適になると思いませんか?
JGCを持つことによって、どんなサービスを受けられるのかは下記の記事に詳しくまとめていますので、ご参照ください。
「FLY ON プログラムとは?JALの上級会員ステイタスサービスのメリットや特典、JGC取得方法は?」
JGCを取得する前にカードを用意しておかないと損
JGCカードは、JALのクレジットカードに付帯させるものになります。
なので、JGCを維持させるにはJALカードが絶対必須になります。
JMBサファイアを達成されてからカードを作っても間に合いますが、サファイアを達成するまでに航空券を購入することになりますので、航空券購入でのポイントやフライトボーナスマイルなどをもらわないのはもったいないので、JGCの取得を目指す前にカードを作ってしまうことをオススメします。
また、JALカードを持っていると、初回の搭乗で5,000FLY ON ポイントがもらえるキャンペーンが実施されています。
(羽田-那覇便に3回搭乗した分に相当)
最悪なのは、資格達成後にクレジットカードの審査落ちすることです。
そうなると、せっかく達成したJMBサファイアの資格を継続させることができず、失うことになります。(JMBサファイアの資格は、資格達成翌年の4月〜翌3月末までの1年間)
そうなると悔やんでも悔やみきれませんので、クレジットカードは先に作ることを推奨します。
JALカードの選び方は下記の記事をご参照ください。
「JALカード おすすめな選び方!JALマイルを年会費無料から無期限で貯める」
JGCカードの種類
ここからはJGCカードの種類を解説していきます。
CLUB-Aカード、CLUB-Aゴールドカード、プラチナカードとランクごとにラインナップが揃っていて、全部で21種類のカードからJGCを付帯させるカードを選ぶことができます。
普通カードにJGCを付帯させることはできません。
ちょっと種類が多すぎるので、よく調べないで作ってしまうと機能面よりもなんとなくのイメージで作ってしまいがちになりそうです。
CLUB-Aカード
・JAL Master CLUB-Aカード
・JAL VISA CLUB-Aカード
・JAL JCB CLUB-Aカード
・JAL JCB CLUB-Aカード ディズニーデザイン
・JAL CLUB-AカードSuica
・JAL CLUB-Aカード TOKYU POINT ClubQ DC VISA
・JAL CLUB-Aカード TOKYU POINT ClubQ DC Master
・JAL CLUB-Aカード OPクレジット
CLUB-Aゴールドカード
・JAL Master CLUB-Aゴールドカード
・JAL VISA CLUB-Aゴールドカード
・JAL JCB CLUB-Aゴールドカード
・JAL JCB CLUB-Aゴールドカード ディズニーデザイン
・JAL CLUB-AゴールドカードSuica
・JAL CLUB-Aゴールドカード TOKYU POINT ClubQ DC VISA
・JAL CLUB-Aゴールドカード TOKYU POINT ClubQ DC Master
・JAL CLUB-Aゴールドカード OPクレジット
・JAL ダイナースカード
・JAL アメックスカード
プラチナカード
・JAL JCBプラチナカード
・JAL JCBプラチナカード ディズニーデザイン
・JAL アメックスプラチナカード
JGCカードを比較して、お得・おすすめなカードはどれ?
ここからは、全21種類のJGCカードの特徴を比較していきます。
※JCBのディズニーデザインカードは特有のサービスなし。ディズニーの見た目だけです。
年会費比較
CLUB-Aカード、CLUB-Aゴールドカード、プラチナカードのそれぞれの年会費を比較してみます。
ご家族がいる場合、家族カードの発行は間違いなくされると思いますので、家族カードも含めて比較してみます。
カード | 年会費 | ショッピングマイル | 家族カード年会費 | 2枚の合計 |
CLUB-A(Master、VISA、JCB) | 10,000円 | 3,000円 | 10,000円 | 23,000円 |
CLUB-A(TOKYU、OP、Suica) | 10,000円 | 3,000円 | 10,000円 | 23,000円 |
ゴールドMaster、VISA、JCB) | 16,000円 | 自動付帯 | 16,000円 | 32,000円 |
ゴールド(TOKYU、OP) | 16,000円 | 自動付帯 | 16,000円 | 32,000円 |
ゴールド(Suica) | 19,000円 | 自動付帯 | 19,000円 | 38,000円 |
アメックス | 19,000円 | 自動付帯 | 19,000円 | 38,000円 |
ダイナース | 28,000円 | 自動付帯 | 22,000円 | 50,000円 |
JCBプラチナ | 31,000円 | 自動付帯 | 25,000円 | 56,000円 |
アメックスプラチナ | 31,000円 | 自動付帯 | 25,000円 | 56,000円 |
※年会費は税抜き表示です。
当たり前ですが、カードのランクが高くなるほど年会費は高くなります。
家族カードの年会費が、本会員と同額なカードが多いので、ショッピングマイル・プレミアムを別に付けたとしてもCLUB-Aカードのコスパが圧倒的に良いです。
※CLUB-Aカードは、家族カードのショッピングマイル・プレミアムを別に払う必要なし(本会員のみでOK)
WAON、交通系(Suica、PASMO)チャージでマイルが貯まるか?
次に、JALカードの利用で重要なWAONオートチャージとSuica、PASMOオートチャージでマイルが貯まるかどうかを比較していきます。
合わせて、フライトボーナスマイル、アドオンマイルも記載しておきます。
※アドオンマイル:JALの航空券や機内販売での利用でもらえるボーナスマイル。
カード | WAON | Suica | PASMO | フライトマイル | アドオンマイル |
CLUB-A(Master、VISA、JCB) | ◯ | × | × | 25% | × |
CLUB-A(TOKYU) | ◯ | × | ◯ | 25% | × |
CLUB-A(OP) | × | × | ◯ | 25% | × |
CLUB-A(Suica) | × | ◯ | × | 25% | × |
ゴールドMaster、VISA、JCB) | ◯ | × | × | 25% | × |
ゴールド(TOKYU) | ◯ | × | ◯ | 25% | × |
ゴールド(OP) | × | × | ◯ | 25% | × |
ゴールド(Suica) | × | ◯ | × | 25% | × |
アメックス | × | × | × | 25% | 1% |
ダイナース | × | × | × | 25% | × |
JCBプラチナ | ◯ | × | × | 25% | 2% |
アメックスプラチナ | × | × | × | 25% | 2% |
JALマイル(JALカード)でWAONのオートチャージは外したくないサービスです。
ついでに交通系のIC利用のでもJALマイルが貯まるカードを選定すると、両方に該当するのは、TOKYU POINT ClubQ (VISA、Master)のみということになります。
ちなみに、ここの内容ではCLUB-AカードとCLUB-Aゴールドカードでの仕様に差はありません。
※違いはカードのブランドによる機能のみ
以外なのは、JALカードはプラチナになってもフライトのボーナスマイルがCLUB-Aカードと変わらない点です。
もうちょっと差をつけてくれてもいいんじゃない?って個人的には思います…
その他の付帯サービス比較
付帯サービスは、カードの色別でくっきり差が出ます。
カード | 海外旅行保険 | 航空機遅延 | 空港ラウンジ | プライオリティパス | コンシェルジュ | レストラン1名無料 |
CLUB-A(Master、VISA、JCB) | 自動5,000万円 | × | × | × | × | × |
CLUB-A(TOKYU) | 自動5,000万円 | × | × | × | × | × |
CLUB-A(OP) | 自動5,000万円 | × | × | × | × | × |
CLUB-A(Suica) | 自動5,000万円 | × | × | × | × | × |
ゴールドMaster、VISA) | 自動5,000万円 | ◯ | ◯ | × | × | × |
ゴールド(JCB) | 自動5,000万円
利用1億 |
◯ | ◯ | × | × | × |
ゴールド(TOKYU) | 自動5,000万円 | ◯ | ◯ | × | × | × |
ゴールド(OP) | 自動5,000万円
利用1億 |
◯ | ◯ | × | × | × |
ゴールド(Suica) | 自動5,000万円 | ◯ | ◯ | × | × | × |
アメックス | 自動5,000万円 | ◯ | ◯ | × | × | × |
ダイナース | 自動5,000万円
利用1億 |
◯ | ◎ | × | × | ◯ |
JCBプラチナ | 自動1億 | ◯ | ◯ | ◯
(本会員のみ) |
◯ | ◯ |
アメックスプラチナ | 自動5,000万円
利用1億 |
◯ | ◯ | ◯
(家族カード可) |
◯ | ◯ |
CLUB-Aカードは、年会費が安いのでこれといった付帯サービスはありません。
ゴールドカードも、国内の空港ラウンジが付くくらいです。
ここで異彩を放つのは「JALダイナース」になります。
ゴールドカードに属しますが、国内空港ラウンジ以外にもプライオリティパスなしで海外の800カ所以上の空港ラウンジを利用することができます。
レストラン1名無料サービスも、プラチナカード以上の対象店舗数を誇ります。
おすすめのJGCカードは?
結論が出るまでに説明が長くなりましたが、おすすめのJGCカードは
「CLUB-A TOKYU POINT ClubQ(VISA、Master)」になります。
理由は、圧倒的なコスパとWAON、PASOMOのオートチャージでのマイル付与です。
CLUB-Aゴールドは、内容も中途半端の割に年会費が上がるのでいらないと個人的には思います。
アメックス、ダイナースを選ばない理由
JGCカードでアメックスとダイナースを選ばない理由は、年会費が上がってもマイル還元とフライトマイルがCLUB-Aと変わらない点です。
アメックスゴールドは、アドオンマイル1%くらいしか追加特典がなく、WAONにも交通系ICにもマイル付与がありません。
ダイナースは、レストランサービスや空港ラウンジサービスが魅力ですが、プラチナカードとほぼ同じ年会費になるのでベターな選択ではないと考えます。
JGCカードはサブでメインカードは別に持つ
なぜコスパのよいCLUB-AのJGCカードを推薦しているかというと、JGCカードはJALマイルを貯めるサブカードだからです。
(JGC付帯、JAL特約店での利用、WAONチャージが主な利用)
メインカードにしたいのは、マイル還元率1.25%にできる「SPGアメックス」です。
SPGアメックスはホテル系カードですが、JALマイルを貯めるのに適しており、さらに更新の度に無料のホテル宿泊券がもらえるので実質の年会費は無料にすることができます。
実質無料とはいえ、SPGアメックスの年会費は31,000円+税と高額なので、JGCカードをなるべく安くするというのが狙いです。
JGC CLUB-Aカードに付帯のない、空港ラウンジと航空機遅延サービスはSPGアメックスに付帯されていますので、足りないサービスを補填することもできます。
SPGアメックスの詳細は「SPGアメックス入会キャンペーン」の記事でカードの詳細もすべて解説していますのでご確認いただけると幸いです。
プライオリティーパス、コンシェルジュサービスを付けるならJCBプラチナもアリ
プライオリティパスやコンシェルジュサービスを利用したい場合は、JCBプラチナがオススメです。
プライオリティパスは、プレステージ会員を発行できるので、これだけで$429(約48,000円相当)が無料で持てますので、年会費の大半分を回収することができます。
交通系オートチャージでのマイル加算はありませんが、WAONのオートチャージがマイル加算の対象になっているのもJCBの利点になります。
JALアメックスもプラチナなら検討価値はあります。
WAONチャージは対象外になりますが、JCBプラチナ同水準サービスに加え、プライオリティパスが家族カードでも発行が可能になります。
(JCBプラチナは本会員しか発行できない)
ただ、JALマイラーでしたらSPGアメックスは欲しいところなので、年会費を気にしないならプラチナでも良いですが、SPGアメックスと2枚持ちするならJGCはCLUB-Aカードで十分かなぁと思っています。
まとめ
JGCカードの違いを全種類比較してきましたが、オススメは
「CLUB-A TOKYU POINT ClubQ(VISA、Master)」になります。
理由は、
・年会費が安い
・WAONオートチャージでのマイル加算に対応
・PASMOオートチャージでのマイル加算対応
・フライトマイルはゴールドカード以上と同等
などが挙げられます。
日常で最も必要としている部分がCLUB-Aカードでまかなえてしまいます。
またJALマイラーでしたらSPGアメックスはぜひ持っていただきカードなので、JGCカードの年会費をなるべく下げておきたいというのも狙いです。
JALカードのお申し込みは、ポイントサイト「モッピー」からのお申し込みがおすすめです。
理由は、カードの種類によりますが、3,000〜10,000円相当のポイントが還元されることと、貯めたポイントをJALマイルに交換した時に、モッピーは唯一JALマイル交換のキャンペーンを開催している点にあります。
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モッピーでJALマイルを貯める詳しい内容は下記の記事をご参照ください。
https://mile-mugen.com/jalcard-moppy/
JGCカードを選ぶ参考にしてもらえたら幸いです。
最後まで閲覧いただきありがとうございました。
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