国際線のANAスイートラウンジ【羽田空港】に入って残念だった件!朝食や混雑状況は?

タイ航空のファーストクラスを羽田発着便で乗る機会に恵まれ、その搭乗前にANAスイートラウンジで朝食とシャワーの利用をしてきたのでラウンジの様子をレビューしていきたいと思います。
私はなにかを批判したり、酷評した記事というのは書かないのですが、夢のファーストクラス搭乗前に胸を膨らませてのスイートラウンジ利用でしたが、結構ガッカリしてしまったのでこの記事は私としてはめずらしく酷評記事です(笑)
なので、ANAファンの方は見ない方が良いかもしれません…
目次
ANA SUITE LOUNGEとは?
ANAの国際線スイートラウンジは国内に2箇所しかない貴重なラウンジとなっています。
国際線では成田空港と羽田空港になります。
今回は羽田空港のANA国際線スイートラウンジを利用していきました。
ANAスイートラウンジは、洗練された空間としてファーストクラス利用者と同行者、ANAのダイヤモンド会員等、上級の座席クラスの利用や上級会員でないと入れない特別な空間となっています。
羽田空港の国際線ターミナルのANA SUITE LOUNGEの場所
羽田空港の国際線ターミナルには、2箇所ANAスイートラウンジが用意されています。
ひとつが、110番ゲート付近に、もう一つが114番ゲート付近になります。
私の搭乗ゲートからは114番の方が近かったのですが、110番側の方が広いので今回は、110番ゲート側のスイートラウンジを訪問してみました。
マップの通りに行くと、ラウンジの案内表示が出てきます。
案内の通りに進むと、4階に上がるエスカレーターが見えてきますので、上のフロアに上がります。
営業時間
ANAスイートラウンジの営業時間は下記の通りになっています。
110番ゲート付近 5:00~25:00
114番ゲート付近 6:30~13:30 / 20:00~25:00
110番ゲート近くのANAスイートラウンジに入ってみた
4階に上がると、2つのラウンジがあり、左側が普通のANAラウンジ、右側がANAスイートラウンジになります。
なんとも敷居の高そうなエントランスになっています。
中は赤絨毯がひかれており、「あぁ、これからファーストクラスに乗るんだな」っていう高級感を演出してくれています。
搭乗券を見せて、ラウンジ内に入ることができます。
ラウンジ内の雰囲気
奥まで進んで右側は、開放感のあるエリアとなっていて、写真の様にシートが並んでいます。
下記のシートが空いていたので、座ってしばらくスマホいじったり、パソコン出して軽く仕事をしていました。
ほかの方のブログを拝見していると、座った途端、おしぼりが出てきて、ドリンクオーダーを取ってくれるということだったので、期待していたものの、いつまでたってもドリンクのオーダーもこない、おしぼりもこない…
奥側でなく、誰の目にも見える通り沿いのシートに座っていたのに、、、「ここファーストラウンジだよね?」ってちょっと思い返しちゃいました(笑)
フロアの奥側はビュッフェが置いてあるエリアになっていました。
なるべく人が少なめな瞬間を狙って写真を撮ってましたが、割と混んでいる印象です。
ファーストクラス(ダイヤモンド会員)向けのラウンジなのに、これだけの人が利用できるのって、ある意味すごいなーって思いました。
朝食のビュッフェ
私が訪問したのは、朝の8時頃でしたので、フード類は朝食メニューになっていました。
おしぼりとドリンクのことは忘れて、ビュッフェエリアの側に座席を移動して朝食を軽めにとることにしました。
食事は、空港でラウンジを利用する時の楽しみの一つです。
こちら、朝食のメニューになります。
手前がヨーグルトで、小鉢的な一品料理が奥側に並んでいます。
左側には生野菜が少しだけ置いてありました。
この辺は普通のANAラウンジとの差を感じます。
(普通のANAラウンジのフードは炭水化物がメインでちょっと重い…)
右側は、明太子、炒め物、和え物などがあり、左側はおにぎりや太巻きなど炭水化物系のものがありました。
ホットミールは時間帯で中身が変わる様ですが、朝食だったのでスクランブルエッグやハムなど、よくあるやつでした。
味噌汁、スープ、パン、左手は紅茶等のお茶があります。
ヌードルバーも開いていて、そば、うどんに、とんこつラーメンをいただけます。
ハーゲンダッツも食べ放題です。
ドリンク
日本酒、ウイスキー、焼酎、ジン、ウォッカ、など一通りの酒類があります。
ウイスキーに「響」が置いてあったのは、結構嬉しかったです。
夜なら間違いなく響を飲んでましたが、残念ながら朝なのでスルーです。
シャンパンとワインです。
シャンパンは、ジャカール ブリュット モザイクです。
朝食の時間帯でもシャンパンの消費は早く、空ビンが隣に数本置いてありました。
ビールはプレミアムモルツがありました。
ソフトドリンクは、コーラ、ジンジャーエール、ウーロン茶など一般的なドリンクがセルフ式であり、奥側はコーヒーマシーンになっています。
冷蔵庫には、野菜ジュース、フレッシュジュース、炭酸水とビール用のグラスなどが入っています。
グルッと一回りして、とりあえずあまり食べたいものが見つからなかったので、セルフでシャンパンをいただきます。
で、一杯飲んだあとに、もう一度食事を取りに行くことにして、結局カレーを食べることに。
カレーを取りに行って戻ってみたら、これまで登場しなかった「おしぼり」がさりげなく置いてありました。
これは、はじめての経験で「座席に戻ってから持ってきてください」って胸の内で思ってしまいました…
サービス業に従事している方ならわかると思いますが、ファミレスだって誰もいないテーブルにおしぼりを置いていくことはしないでしょうって思います。
粗探しをしたい訳ではありませんが、なんかホスピタリティーの低さを感じます。
ランチ以降のメニューは?
お昼11時以降のメニューになります。
飛行機搭乗前なので、あまり食べられないかとは思いますが、こっちのメニューを食べたかったです(笑)
キッチンから提供される暖かいメニューは、
・生パスタ
・ビーフバーガー
・グラタン
・ANAオリジナルカツカレー
・牛丼
・海鮮丼
があり、取材根性としてはどれも一回は食べてみたいです。
ディナーでは「ダイニングh」が利用可能
19:30以降になりますと、深夜便で移動する方の為に、ダイニングhという本格的なレストランメニューをいただくことができます。
そのメニューがこちら。
羽田空港限定のサービスなので、これは体験してみたいです。
これを利用する為だけに、羽田発のファーストクラスにまた乗ってみたいと思います(笑)
新聞、雑誌類
新聞は、国際線のラウンジですので、日本の新聞だけでなく、英語、中国語など各国の新聞が置いてありました。
雑誌も、割と経済に近しいものが置いてあります。
シャワー
朝、ホテルでシャワーを浴びることができなかったので、ラウンジのシャワーをお借りすることにしました。
シャワールームは、受付で航空券を預けるとルームキーを借りることができます。
シャワールームの数は、おそらく3つでした。
シャワールーム内は、グレーをベースにした高級感のある空間になっていました。
シャンプー等のアメニティは資生堂でした。
容器に入ったシャンプーをガッツリ使ったあとに気がついたんですが、使い捨て用のシャンプーがタオルと一緒に別で置いてありました…
資生堂の容器はお持ち帰り用なんだと気がつきました…
ドライヤーはダイソンです。カッコイイ!
トイレ
トイレの中もちょっとだけ。
高級ホテルのロビーにあるトイレの様な空間でした。
半個室の部屋もある
シャワーを浴びてから、上述とは反対側のエリアにも足を運んでみます。
こちらは半個室のエリアになっています。
ANAスイートラウンジでは、一番豪華なシートになります。
たった20席しかないので、満席のことも多い様ですが、ウロウロしていたら1席空いていたので座ってみました。
中に入ってしまうと、外の様子はほとんど気にならなくなります。
個人的にはこういう空間の方が好きです。
テレビはミラータイプ?になっています。
フードコーナーも別で設置されてありましたが、置いてあるもの同じで、こちらのコーナーの方が一回り小じんまりしていたので種類が若干少なくなっていました。
ただ、空間的にはこちらの方が高級感があります。
置いてあるメニューは同じなので雰囲気の写真だけ並べておきます。
唯一違ったのは、ビールがエビスビールでした。
サービス、評価、まとめ
ファーストクラスの利用で、羽田空港でANA国際線のスイートラウンジを利用しました。
私が利用した時は割と混んでいたのもありますが、「さすがファーストクラス!」って感じられるものはなく、ファーストクラス利用のラウンジとしての評価は微妙なものでした。
その理由ですが、
ラウンジに入っても、座席に案内されない、おしぼりを持ってこない(食事を取りに行っている間に不在のテーブル置きっ放し)、ドリンクのオーダーも取りにこない、フードがなくなっても補充されずに放置、終いにはグラスを片付けるラックが客席のテーブルに置きっ放しに。
ラックが置きっ放しになったまま、その前を素通りするスタッフを10回以上見かけました…
利用者の人数に対して、スタッフの人数に余裕がなさすぎなのか、全員が慌ただしく走り回っていて「ファミレスか?」って思うほど騒がしく、落ち着いて飛行機の搭乗時間を待つと言うような素敵な空間ではありませんでした。
全体的な造りは上品なのに、なんか惜しいって感じます。
厳しいチェックをしていた訳でもないですが、なんか散々な感じで、私もこういう記事を書くことってほとんどないのですが、ANAさんには日本を代表する航空会社として世界の航空会社に負けて欲しくないので敢えて書かせていただきました。
現場のスタッフはがんばっていたので、管理がちょっと悪すぎる感じします。
これが、カードラウンジなら普通かなと思います。
ですが、ファーストクラス利用者用のラウンジですから…
私はファーストクラスにマイルで搭乗しており、ほぼ無料なので胸の内では「うーん」って思っても大して気にしていませんが、お金を払ってファーストクラスに乗っている人は100万円、200万円以上の航空券を購入して利用している訳ですから、特別感を味わいたいはずです。
セルフサービスが基本と言われればそれまでですが、仮に一生に1回だけのファーストクラスに乗るんだとしたら、なんの特別感もありません。
感想としては、ビジネスクラスで利用できる普通のANAラウンジと比較して、高級な空間ではあるものの、サービスとしての差別化は大してない感じがします。
ANAラウンジ(国際線)を利用した時の内容はこちらをご参照ください。
今回は、訪問した時間帯が悪かったと思うしかないかなと諦めましたが、ダイニングhのサービスを体験する為に、また羽田空港のスイートラウンジに訪問してみようと思います。
あとは、機会を見て成田空港にあるANAの国際線スイートラウンジにも訪問してみたいと思います。
憧れのファーストクラスですので、夢のような心地よいサービスを受けられることを次回は期待したいです。
追伸
海外の航空会社の拠点空港にあるファーストラウンジでのサービスは、こちらが恐縮してしまうくらい極上のサービスがありました。
高級ホテルのサービスをも超越しており、唸るものがありました。
マイルを貯めて無料で体験できるので、非常に価値のある経験でした。
こちらは、シンガポールのチャンギ国際空港のシルバークリスラウンジ(ファースト)を利用した時の様子です。
こちらは、タイのスワンナプーム国際空港のロイヤルファーストラウンジを利用(搭乗記含む)した時の様子です。
マイルの貯め方、私の貯めた実績はこちらの記事にまとめていますので、合わせてご確認くださいますと幸いです。